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FPサポートリンク Q&A

2016年01月30日

株価の乱高下とどう向き合うか

回答者 森本 直人 (東京都)

【質問】 32歳・男性です。
約3年前から日経平均の投資信託を始めましたが、最近、株価の動きが激しく、落ち着きません。

あくまで長期投資で考えていますが、今のやり方で大丈夫なのか不安です。
どう考えればよいでしょうか。
 
【回答】 ご質問にお答えします。
まず始めに、日経平均株価への連動を目指す投資信託は、日々のニュースで常に値動きを把握できるため、わかりやすさで人気のある商品です。

ただ、日本株の投資信託のみですと、日本特有のリスクを取ることになりますので、できれば「国際分散投資」を考えた方がよいと思います。

米国、欧州、アジア、その他の地域にも分散投資をすることで、世界経済全体の成長性を取りにいくことができます。

それはさておき、株価の動きが激しく、落ち着かないという問題への対処です。

仮に、「国際分散投資」をしていても、最近は特に、世界同時株安、または株高になりやすい傾向があり、値動きが激しくなるのは同じです。

そこで、一つの選択として、テクニカル投資というのもあります。

例えば、昨年の日経平均は、6月に2万0952円、8月に2万0946円の高値を付け、その後、7月に付けた1万9115円を割ってから、9月には、1万6901円まで下げました。

このチャートパターンをテクニカル投資では、ダブル・トップといいます。

ダブル・トップは、高値圏で出やすい形ですが、7月に付けた1万9115円を割ったところを売りサインと見て、売却していれば9月の急落に巻き込まれなかった可能性はあります。

なお、このあと、11月には、一時2万円台を回復しましたので、上手く立ち回って、利益を出せたという方もいらっしゃるかもしれません。

このように、テクニカル投資を徹底的に研究して、取り組む覚悟があるのであれば、個人的にはそれも否定しません。

ただ、日々の本業で忙しい方が、取り組むのは難しい方法といえます。

中途半端な考えで売買を繰り返せば、かえって不安が増大することになりかねません。

また、テクニカル投資はどんなに研究しても、必ず勝てるものではありません。

なので、投資のプロを目指すのでなければ、あくまで長期計画に基づく資産運用に取り組むのが基本です。

途中で上がったり下がったりしても、「経済の仕組み」がきちんと理解出来ていれば、動揺することはありません。

株式への投資は、つまりその企業の株主になることです。

例えば、優良企業の社員になりたいと願っても叶わないことはありますが、優良企業の株主には、誰でもなれます。
(但し上場企業に限ります)

誰にでも門戸は開かれているので、この手段を使わない手はないと個人的には思います。

企業活動の成果を給料で受取るか、配当や値上がり益で受取るかの違いです。

とはいえ、既にご経験の通り、株式市場に順風満帆はありません。

金融経済の知識を得て、理解を深めることが、落ち着いて運用を継続するにあたっては、大切になると考えます。
株式会社 森本FP事務所
代表 森本 直人