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2016年05月31日

投資の指南本を読みました

回答者 森本 直人 (東京都)

【質問】 30代・男性、投資初心者です。
先日、投資の指南本を1冊読みました。

初心者のため、とりあえず本に書いてある通り、長期分散でインデックスファンドを買ってみようと思います。
当面使用する予定のない、まとまった資金をバイ&ホールドで運用したいです。

投資を始めるにあたり、注意点など、何かありますでしょうか。


【回答】 ご質問にお答えします。
お読みいただいた本がどんなものかわかりませんが、基本的な考え方は、間違っていないと思います。

長期で使用する予定のない資金を銀行預金にただ寝かせておくのは、非効率的と私も思います。

またインデックスファンドは、投資初心者の方にも理解しやすい金融商品です。

ぜひ少しずつ、取り組んでみてください。

他に、注意点としては、今後、金融経済の理解を深め、感情のコントロールをできるようにした方が良いということです。

FPや評論家の先生の意見でよく見かけるのは、コストだけ気にしながら、ただ持ち続ければよいというものです。

確かに、その通りかもしれませんが、理解が深まっていないと、金融危機時などに感情のコントロールが難しくなります。

例えば、リーマンショックで株価が大暴落した時は、長期分散が前提にもかかわらず、恐怖にかられ、投げ売ってしまった方も少なくなかったようです。

なので、ひたすら、このやり方を信じて、買って、持ち続けて、祈りましょう、とアドバイスするのは、やや危険と、個人的には考えています。

金融経済の理解を深めるひとつの提案としては、さまざまなイベントごとに頭を使ってみることです。

最近の例でいえば、マイナス金利導入というイベントがありました。

頭の体操ですが、このニュースが入った時、どう動けばよかったと思われますか?

この時、多くの投資家は、銀行、保険会社などの経営にはマイナスの影響がある、不動産投資には追い風になる、と予想したと思います。

実際、マイナス金利導入後、金融関連銘柄が含まれる東証株価指数(TOPIX)は下落する一方で、東証REIT指数は、上昇しました。
(注:REIT=不動産投資信託)

複数の投資信託を組み合わせて運用する場合は、局面に応じ、頭を使って少し売買する方法もあります。

それにより、金融経済の理解も深まりますし、理解が深まれば、感情のコントロールもしやすくなります。

また、そのことが、リスクを抑えリターンを高めることになります。

投資に絶対的な答えはありませんが、相手にするのは、生きた経済なので、マニュアル本で全ての状況に対応できないことは理解しておいた方がよいでしょう。
株式会社 森本FP事務所
代表 森本 直人